『アフリカ紛争国スーダンの復興にかける-復興支援1500日の記録』
プロジェクト・ヒストリー・ミュージアムの開設に当たって
このたび、JICA 研究所プロジェクト・ヒストリー・シリーズの第8巻として、宍戸健一著『アフリカ紛争国スーダンの復興にかける-復興支援1500日の記録』(佐伯印刷出版部刊)を出版いたしました。この本は、アフリカ・スーダンの南北紛争にようやく和平の機運が見えはじめた2004年から、2011年7月の南スーダン共和国の独立にいたるまで、日本が行ってきた平和構築・復興支援事業の歩みを描いたもので、特に、JICAスーダン駐在員事務所長として2007年7月に首都ハルツームに赴任した著者が、地域のバランスに配慮しつつ、南部、北部、ダルフール地方(西部)、暫定統治地域、東部での事業の立ち上げに奔走した記録となっています。
本書は、著者がスーダンに駐在した約1500日の間に記録してきた日記をもとに再構成したものです。著者が残した記録は膨大な量ですが、書籍の限られた紙面の中で、十分ご紹介することができませんでした。当ミュージアムでは、本の中で収録しきれなかった記述や図表、写真なども含め、スーダン、及び南スーダンにおける平和構築・復興支援事業に関する情報を、できる限り網羅し、掲載いたしました。
当ミュージアムは、研究者や学生の皆様に、JICAの対スーダン/南スーダン事業、さらには平和構築・復興支援事業全般にまつわる情報に効率的にアクセスしていただけるプラットフォームとして開設しました。書籍と併せてご覧いただき、今後の研究と事業理解に役立てていただけると幸いです。
2013年10月
JICA研究所

写真提供:宍戸健一
JICA研究所の紹介記事から
コラム
刊行された本の中で紹介できなかった出来事などをまとめました。本の著者である宍戸健一が執筆し、挿入された写真も撮影しています。
- アラブとアフリカにまたがる国スーダン
- 南北包括和平協定の骨子
- 南部独立の選択~暫定自治政府(GOSS)ベンジャミン情報大臣に聞く~
- ダルフール国内避難民キャンプ訪問記
- 東部紛争被災者ベジャ系部族ムサさんの体験
- 初代日本人専門家、菊地勇さんに聞く
- JICA東南部アフリカ地域支援事務所の貢献
- 同情された実施体制
- マルチドナー信託基金(MDTF)
- DDRとは?
- 除隊兵士訓練受講生へのインタビュー(聴き手:大和田美香)
- ジュバ近郊の様々な村
- 青年海外協力隊スーダン派遣再開~双方向の協力
- 青年海外協力隊中村有希隊員に聞く(2010年6月)
- JEMのハルツーム侵攻事件(2008年5月)
- 中国の対スーダン援助
- 北部スーダンの食事と農業生産
- アブ・ガザバ農場のその後(報告:山田幸)
- 一番驚いたのは州保健省自身~プロジェクト・スタッフに聞く~
- カッサラへの旅
- エリトリア難民キャンプにて
- TICAD Ⅳ「横浜宣言」(平成20年5月30日)の概要
- 補遺:その後の南北スーダン
JICAウェブサイトでの各プロジェクト紹介
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【スーダン】
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【南スーダン】